2021年3月16日火曜日

マスク

ビーズで作る立体マスク
販売中レシピぬいぐるみうさぎ」に装着しています。
ぬいぐるみうさぎは、主に丸大ビーズで作成していますので
ちょっと大きめのモチーフとなっています。

マスクの完成サイズは
縦・約15㎜
横・約24㎜

今回はこちらのレシピを無料公開します。


材料

丸小ビーズ・・・55
特小ビーズ・・・約100


レシピ

レシピは全部で3枚です。
まずは1枚目。
図の様に1から順に編んで行きます。
4粒の輪と5粒の輪が混在していますので
気を付けながら編んで下さい。
緩やかにお椀の様なカーブが形成されていきます。

2枚目。
特小ビーズで周囲の凸凹を埋めていきます。
ここまでの工程でテグスを処理して下さい。

3枚目。
新たなテグス2本で、頭部に装着する紐部分を作ります。
実際、うさぎモチーフに被せながら、
特小ビーズを加えていって下さい。

うさぎは耳が側面に無いので、
耳に引っかけるタイプでは無く
頭に紐を一周させて固定します。

以前、マスクの色は「白」一択といった感じでしたが
今は色んなカラーのマスクが当たり前になりましたね。
少しでも気分が華やぐようなカラーで
モチーフちゃん達に可愛いマスクを作ってみて下さい。

2021年3月15日月曜日

コーヒーカップ

小さなコーヒーカップを
ビーズで作ってみました。
色違いをふたつ作って
お揃いで並べると可愛いです。

今回はこちらのビーズレシピを
無料公開致します。


材料

丸小ビーズ(黒)・・・8
丸小ビーズ(グレー)・・・16
丸小ビーズ(白)・・・20
特小ビーズ(白)・・・5


レシピ

レシピは2枚です。
まずは1枚目。
①4つのビーズで輪を作ります。
②先ほどのビーズの隙間を埋める様に加えます。
あとは5粒ボールを編む要領で編んで行きます。
⑮も飲み口が平らになる様に、隙間を埋めていきます。

レシピ2
最後に持ち手を作ります。
図では分かりやすい様に青く表示していますが
画像の物は、特小の白で作成しています。

配色は単色でも良いですし、
アレンジで色んな柄を編みこんでも可愛いと思います。

販売中レシピのテディベア
ビケットと並べて撮影してみました。
丁度良いサイズ感です。







 

2021年3月14日日曜日

今回は桜のレシピを無料公開します。
 
先日、無料レシピ公開した

花びら一枚では少し寂しい気もするので、
そのレシピを使って、桜を作ってみましょう。

桜の花びらの作り方は、
上のリンクをクリックして下さい。
そちらを参考に、
レシピ1枚目はそのまま編みます。

そして、レシピ2枚目の工程を、
下図を参考に作成します。

まずはAを2つ。

次にBを2つ。

最後にCを1つ作成。

そして下図の様にジョイントしていきます。
まずは2つ作ったAの中央にBの1つを配置します。
Aのビーズを拾いながら編み、テグスを処理します。

その次にCをAの横に配置します。
先ほどと同じようにAのビーズを拾いながら編み、テグスを処理します。

最後にAとCの間にBを配置します。
更に同じようにAとCのビーズを拾いながら編み、テグスを処理します。

最後に新しいテグスで
中央のビーズを2つずつ拾います。
ビーズの桜の完成です。

中央にパールビーズなどを配置して
シャワー台に飾ってアクセサリーに仕上げてみて下さい。
※画像は中央を竹ビーズとシードビーズで飾っています。


2021年3月10日水曜日

テグスの処理

 立体ビーズモチーフの最後の仕上げ
「テグスの処理」
ここを雑に仕上げてしまうと、
せっかく時間をかけて編み上げた作品が無駄になってしまいます。

失敗例としては
「結び目が目立つ」
「切ったテグスの先が目立つ」
「結び目がほどけて作品が壊れる」
など。

綺麗な処理が出来れば
それだけ作品自体が美しくなりますし
丈夫に仕上がります。
ポイントを押さえて、作品の完成度をアップさせましょう。

まず「テグスの処理」とは何?
立体モチーフは、透明テグスで編んで作る事は
こちらの記事→
でお伝えしました。
作品を編み上げたテグスを、きっちりと留め
余分なテグスがピンピン出て来ない様にする作業。
それが「テグスの処理」です。


処理の方法は2通り。

ひとつは王道の「こぶ結び」→「ビーズに通して切る」
まず作品の編み上げが終了したら、
テグス同士が出会う場所で、こぶ結びをします。
テグス同士が遠くにある場合は、上図の様になる位置まで
ビーズに通しながらテグスを移動させます。

「こぶ結び」とは、
一般的には「二重結び」「堅結び」とも言います。
交差の中心にある
「こぶ結び」のマークです。

こぶ結びをしたら、片方のテグスを隣のビーズに通し引っ張ります。
結び目がビーズの中に隠れる事で、目立たなくなります。

テグスは結び目で切ってしまわず
ビーズに通して行きます。
この際、注意したいのがテグスの通し方です。
今まで作品を編んで来たテグスの道筋に添うように
(図の様にテグスが通っていない場所を跨がない様に)
通して行ってください。


ある程度通したらテグスをカットします。

これでようやく、作品は完成します。

テグスを「こぶ結び」する際、可能であれば
テグスを目立ちにくい場所へ移動させてから行って下さい。
(うさぎの場合、耳の付け根の後ろ側、首、腕の付け根など)


もうひとつの処理の仕方は
「ビーズに通して切る」

耳や頭など、テンションをかけた方が良い場所にはおススメしませんが
胴体、腕、足など筒状に編んだだけの物は
編み上げたテグスをUターンさせ
逆戻りにテグスを移動していって下さい。
5回くらいカーブを繰り返してテグスをカットすれば終了です。

立体モチーフは最後の仕上げまで手を抜かず
丈夫に美しく仕上げましょう。

2021年3月7日日曜日

桜の花びら

 少しずつ暖かくなってきましたね。
今年はコロナの影響もあり、
ゆっくりと季節を感じる事もままならない。
物足りないけれど、もう少しの我慢・・・だと思って
巣籠生活を送っています。

気持ちだけでも春らしく。
今日はこんなものを作ってみました。
桜の花びら。

画像が暗くて、なんだか・・・ですが。
こちらのレシピを無料公開しますね。

材料

ビーズ(濃いピンク)・・・8粒
ビーズ(薄ピンク)・・・24粒


レシピ

レシピは2枚あります。
まず1枚目。
1から順に編んで行きます。

2.3.4を編んだ時点で、形が湾曲し
お皿の様な形になっていきます。

5→6の順番がイレギュラーなので気を付けて下さい。

2枚目。
ボコボコな感じの外側を滑らかにしていきます。
それぞれの入り組んだ場所にビーズを一粒一粒加えて真っ直ぐに。

花びらとして仕上げる場合は、このままテグスを処理しましょう。
処理しないまま保管しておいて、
同じものを5枚作って桜に仕上げるのも良いと思うので、
後日、気が向いた時に作ってみます。

2021年3月6日土曜日

富士山

 小さな小さな「富士山」のレシピをご紹介します。

とっても単純な編み方ですが
大きさの違う材料を使う事によって
自然な台形が出来て行く、面白いモチーフです。


材料



レシピ


1・テグスにスワロ4㎜を4粒通し、交差します。

2・右手のテグスにスワロ3㎜を3粒通し、交差します。

3.左手のテグスでスワロ4㎜をすくい、
右手のテグスにスワロ3㎜を2粒通し、交差します。

4.3と同じ。

5・左手のテグスでスワロ4㎜とスワロ3㎜をすくい、
右手のテグスにスワロ3㎜を1粒通し、交差します。

6・右手のテグスに丸小ビーズを3粒通し、交差します。

7・左手のテグスでスワロ3㎜をすくい、
右手のテグスに丸小ビーズを2粒通し、交差します。

8・7と同じ。

9.左手のテグスでスワロ3㎜と丸小ビーズをすくい、
右手のテグスに丸小ビーズを1粒通し、交差します。

10.両方のテグスに特小ビーズを通し、丸小ビーズを拾い
特小ビーズをまた通し、丸小ビーズを交差しながら拾います。
ビーズを処理して完成です。

最後に、Tピンなどでアクセサリーに使用できるよう、
仕上げましょう。

こちらはイヤリングに仕上げた時の画像です。

2021年3月5日金曜日

テグス


 立体モチーフ作品を作るのに必要な道具で、
シードビーズと肩を並べて必要なのが
「テグス」
これが無ければ、モチーフは編めません。

極端に言ってしまえば、ビーズとテグスさえあれば
立体モチーフは作れます。


テグスとは、一般的にナイロン製の細い糸。
張りがあり、強度もあるので立体モチーフを編むのに適しています。
ただ、太陽光で劣化してしまうので、
完成品を保存する際はあまり日の当たらない所をお勧めします。


立体モチーフを編む際は、透明のテグスを使用するので
何色のビーズに対しても、糸の様に色を合わせるわずらわしさも無く、
仕上がりも美しいのがありがたいですね。

あと、私が個人的に嬉しいのは
糸などと違って「針」を使わずに「テグスのみ」で作業できる点。
適当な長さにカットすれば、そのまま作業に移れるなんて
何て便利なんでしょう。
その上「針がどこに行った?」という危険もありません。


テグスに馴染みの無い方は、釣り糸を思い出してみて下さい。
透明で張りがあり、丈夫ですよね。

糸を使用したビーズ作品が多い海外では
ほとんど数年前まで、手芸用のテグスは出回っておらず
実際に釣り糸で作品を作っていたと聞きました。

今はネットで
「beading line」「beaded fishing line」
と検索を入れると、手芸用のテグスが沢山ヒットして出てきます。
海外でも立体モチーフが馴染みの物になって来ているのでしょうか?
そうなら嬉しいですね。


テグスと一言で言っても、サイズや色も様々です。
色は先ほども書きましたが、立体モチーフを編む際は
ほとんど「透明」を使用します。

サイズは私の場合「2号」を主に使用しています。
2号は0.23㎜のサイズということなので
海外のサイトで購入する場合は0.2か0.25あたりをお勧めします。

号数の数字が大きくなれば、テグスも太くなっていきます。
なので本来であれば
特小ビーズを使う場合は1号テグス
丸大ビーズを使う場合は3号テグス
といった具合に使い分けて行くのが良いと思いますが
私は個人的に、1号テグスの張りの無さがどうも苦手で
特小ビーズも出来るだけ2号テグスを使用して編み上げる様にしています。
3号テグスは今の所使った事がありません。
なので丸大ビーズの作品にも2号テグスを使用しています。


シードビーズとテグスさえ揃えれば、
ある程度の立体モチーフは作成できます。
ひとつひとつのお値段もお安めだし、作業スペースも取らない。
とても敷居の低い手芸なので、ぜひ、気楽に始めてみませんか。


2021年3月4日木曜日

シードビーズの海外表記「/0」とは?

 以前の記事で、シードビーズの大きさの海外での表記には触れましたが。
今回はそこを、もう少し詳しく説明したいと思います。

シードビーズのそれぞれの表記は
「丸大」→「8/0」
「丸小」→「11/0」
「特小」→「15/0」
となっている場合が一般的なのですが。
この表記?記号?ってどう言う事?と疑問が湧きませんか?

私は単純に丸というからには数字の大きい「15/0」の方がしっくりくるし
逆もしかり・・・と思ってしまい
海外のサイトで、15と8どっちが大きいサイズだったっけ?と
迷ってしまう事もしばしば。

なぜ???と色々調べた結果、
どうやら「/0」というのはaughtという単位らしく
基準となるひとつの単位に、どれだけの数入るのか?
といった事を表しているそうです。

シードビーズの表記の場合、aught(/0)は1インチ。
つまり、1インチの中にシードビーズがどれだけの数入るのか?と言う事。

インチという単位も、日本人にはあまり馴染みが無いのですが、
「1インチ(inch) / 25.4ミリメートル(mm)」
だそうです。

ではでは早速、それぞれの大きさのビーズを
1インチにどれだけ入るか調べてみましょう。

まずは海外表記では「8/0」の丸大ビーズから。
1インチに9粒。

次に海外表記では「11/0」の丸小ビーズ。
1インチに12粒。


最後、海外表記では「15/0」の特小ビーズ。
ピッタリの15粒。

おー、なるほどー。
多少の誤差はあったものの、表記の意味が納得出来ました。
というか・・・この表記の方が一般的であって、
日本の「丸小」の方が独特なんですよね。

これからは更に海外との敷居が低くなって行くと思います。
海外からビーズを取り寄せたり、逆に販売したり。
その際、頭の隅に記憶しておけば、
迷う事も無くなるのではないでしょうか。

2021年3月3日水曜日

シードビーズのサイズ

ビーズモチーフを作るのに、絶対欠かせない材料。

シードビーズ



左:約3㎜「丸大ビーズ」
中央:約2㎜「丸小ビーズ」
右:約1.5㎜「特小ビーズ」
※大きさはビーズの外径です。

一般的なビーズのサイズは中央の「丸小ビーズ」です。
私の作品は大半がこの大きさを使用して制作しています。

「丸小ビーズ」はテグスで粒が拾いやすく、編みやすいのが特徴。
一般的な大きさだけに、カラーバリエーションも一番多く
作りたいイメージにピッタリのカラーが見つかりやすいのもありがたい。

「丸大ビーズ」は、より迫力のある作品を作りたい時に使います。
粒が大きいだけに穴も大きいので、何度もテグスが通せます。
初心者さんはこのサイズから始めてみるのもいいと思います。

「特小ビーズ」は、細かい表現を出したい部分に使用します。
私の場合、耳や腕の微妙なくびれや、繊細なレースを表したい時に活用。
ただ、テグス(2号の場合)は2~3回通すのが限界です。

シードビーズ、英語では「seed beads」
「seed」は「種」
まさに、種の様な小さなビーズ達ですよね。可愛い。

ちなみに海外では、それぞれのサイズを
「丸大」→「8/0」
「丸小」→「11/0」
「特小」→「15/0」
と表記するのが一般的。
(時々、チェコビーズで「10/0」「6/0」といった表記もあるみたいですが)
海外サイトでビーズを購入する際は、上記の大きさを参考にしてみて下さい。

「丸大」「丸小」「特小」と、きっちり3つの大きさに分類される感じで書きましたが、
これはあくまでも「ざっくり分けて」といった感じ。

ビーズの形や大きさはメーカーによっても微妙に違ってきます。
日本の代表的メーカーでいっても、
TOHOビーズは割と角ばった形、大きさも多少ばらつきがあるイメージ。
MIYUKIビーズは丸っこい形で、大きさのばらつきがあまりないイメージ。
どちらが良いとは一概に言えず、私はこの2社のビーズを主に作品に使用しています。

ビーズの外径は同じでも、糸を通した際、表を向く面の幅も差があります。
ここが違ってくると、仕上がりの大きさに差が出て来てしまいます。

モチーフに合う理想のビーズを見つけるのは、なかなか難しいですが、
その分、ピッタリな物が見つかった時の喜びは極上です。

私のモチーフレシピには使用ビーズの大きさと色番も記入しています。
ぜひ同じビーズで作品作りを楽しんでみて下さい。
※中には入手困難なビーズもあります。
材料も出来るだけ用意していますので、ご利用下さい。
レシピ・材料→

 

2021年3月2日火曜日

エクセルでビーズのレシピを描こう3


前回は、4粒ビーズボールの工程1を描いて終わりました。
サクサクと描いて行きましょう。

ビーズを4つ、外側にコピーしていきます。
コピーは「図形を右クリック長押し」→移動先で指を離し「ここにコピー」を選択します。
ひとつひとつの図形を「Ctrl」+「左クリックで選択」し、
「右クリック長押し」すると
4つ一度にコピー出来ます。


コピーした4つビーズを四隅の隙間を埋める様に配置します。

更に4つコピーし、外側にそれぞれ配置します。


「Ctrl」+「左クリック」で青と赤の曲線を選択。
「右クリック」で最前面へ移動を選択。
これでテグスが一番手前に配置されます。


青いテグスを「右クリック」すると、バーが開くので「頂点の編集」を選択します。


すると編集したい曲線が赤く表示され、更に頂点が「■」で表示されます。


端の「■を左クリック長押し」で移動させます。
グイーンと線を伸ばす感じです。


曲線の途中を「左クリック長押し」すると、新しい■が現れます。
それをビーズの上に配置していきます。


同じことを繰り返し、■をビーズに配置していきます。
テグスはビーズで交差しながら進むので、ジグザグに描いていきます。

赤い曲線も配置していき、
イビツな部分は、修正したい「■を左クリック」すると□が表示されるので、
「□を左クリック長押し」で引っ張ってみましょう。
バランスよく引っ張っていくと曲線が滑らかになります。


最後の面を閉じる工程をテグスで描きましょう。
外側の4粒を2つのテグスで一周させます。
展開図はこれで完成です♪


次は展開図に、工程の順番が分かるように数字を配置していきます。
「挿入」→「テキストボックス」→「横書きテキストボックス」を選択して下さい。


カーソルを適当な場所に移動させ、
「左クリック長押し」でテキストボックスを表示させます。

文字を書く前に、テキストの書式を変更しておきましょう。
テキストボックスの「外枠にカーソルを合わせ右クリック」
→「塗りつぶし」→「塗りつぶしなし」でテキストを透過させます。

枠線が表示されている場合は
同じく「右クリック」→「枠線」→「線なし」を選択して
四角い枠を表示させないようにします。

テキストの中に文字を「1」と打ち込んでください。
それを5回コピーして同じものを6つ作ります。


1つ残して、数字を2~6に書き直しましょう。


「数字を書き込んだテキストを左クリック長押し」で展開図に移動させ、
それぞれの工程に配置していきます。
これで4粒ビーズボールのレシピが完成しました。

それぞれの作業には、簡単な方法が他にもあると思います。

絶対にこうでなければというわけでは無いので
やりやすい方法を見つけたらそちらで作ってみて下さい。

ちなみに左上の上書き保存の横にある、曲がった矢印みたいなの。
何か作業を間違えた時、ひとつ前の段階に戻れるのでとても便利。
間違えた時は遠慮なくクリックして、作業をやり直して下さい。

エクセルでのレシピの作り方。
参考にして頂ければ嬉しいです。