2021年3月10日水曜日

テグスの処理

 立体ビーズモチーフの最後の仕上げ
「テグスの処理」
ここを雑に仕上げてしまうと、
せっかく時間をかけて編み上げた作品が無駄になってしまいます。

失敗例としては
「結び目が目立つ」
「切ったテグスの先が目立つ」
「結び目がほどけて作品が壊れる」
など。

綺麗な処理が出来れば
それだけ作品自体が美しくなりますし
丈夫に仕上がります。
ポイントを押さえて、作品の完成度をアップさせましょう。

まず「テグスの処理」とは何?
立体モチーフは、透明テグスで編んで作る事は
こちらの記事→
でお伝えしました。
作品を編み上げたテグスを、きっちりと留め
余分なテグスがピンピン出て来ない様にする作業。
それが「テグスの処理」です。


処理の方法は2通り。

ひとつは王道の「こぶ結び」→「ビーズに通して切る」
まず作品の編み上げが終了したら、
テグス同士が出会う場所で、こぶ結びをします。
テグス同士が遠くにある場合は、上図の様になる位置まで
ビーズに通しながらテグスを移動させます。

「こぶ結び」とは、
一般的には「二重結び」「堅結び」とも言います。
交差の中心にある
「こぶ結び」のマークです。

こぶ結びをしたら、片方のテグスを隣のビーズに通し引っ張ります。
結び目がビーズの中に隠れる事で、目立たなくなります。

テグスは結び目で切ってしまわず
ビーズに通して行きます。
この際、注意したいのがテグスの通し方です。
今まで作品を編んで来たテグスの道筋に添うように
(図の様にテグスが通っていない場所を跨がない様に)
通して行ってください。


ある程度通したらテグスをカットします。

これでようやく、作品は完成します。

テグスを「こぶ結び」する際、可能であれば
テグスを目立ちにくい場所へ移動させてから行って下さい。
(うさぎの場合、耳の付け根の後ろ側、首、腕の付け根など)


もうひとつの処理の仕方は
「ビーズに通して切る」

耳や頭など、テンションをかけた方が良い場所にはおススメしませんが
胴体、腕、足など筒状に編んだだけの物は
編み上げたテグスをUターンさせ
逆戻りにテグスを移動していって下さい。
5回くらいカーブを繰り返してテグスをカットすれば終了です。

立体モチーフは最後の仕上げまで手を抜かず
丈夫に美しく仕上げましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿